ウィンブルドン現象

  • 2012/06/27(水) 01:29:19

ウィンブルドンの時期がやってきた。昨夜、テレビで森田あゆみとガイドソバの対戦を見た。日本選手が勝てる試合は見てて素直に面白い。今回は予選・本戦合わせて日本選手が13人出場しているそうである。日本のテニスファンにとっては錦織の試合がメーンイベントになるだろう。今夜の錦織も相手が格下なのでストレート勝ち。

下:錦織-ククシュキン(カザフスタン)戦より


それはともかく、ウィンブルドン現象という言葉がある。
ウィキペディアからそのまま引用すると・・・
------ウィンブルドン現象(ウィンブルドンげんしょう)とは、市場経済において「自由競争による淘汰」を表す用語である。特に、市場開放により外資系企業により国内系企業が淘汰されてしまうことをいう。ウィンブルドン効果とも呼ばれる。-------

ウィンブルドンテニスではなんと男子シングルスでは1936年以来、女子シングルスでは1977年以来イギリス人の優勝がないそうである。男子では80年も経過している!テニス発祥の地というのにイギリスと言う国はよほどテニスが弱いのか。一億円以上という高額優勝賞金を毎年外国人がさらっていくことにおかまいなしに大会を続けるイギリスはさすがに大人の風がある。(たいじんのふう、と読んで欲しい)

日本の大相撲で日本人力士の優勝が6年もない、と日本人力士のふがいなさが語られるが、ウィンブルドンでのイギリスの80年に比べたらたいしたことない。この6年どころか10年くらい朝青龍らのモンゴル勢が日本人を駆逐してきたのであるが、不思議とモンゴル怨嗟の声はあまり聞かない。朝青龍など現役時代には強すぎて嫌われ者の感があったが、引退したら人気者になった。

昨今ではゴルフが大相撲化してきている。日曜ごとのゴルフ試合では上位や優勝者が外人ばかり。6月24日のアース・モンダミン・カップでは服部真夕が優勝して国内女子ツアーの外国勢の連続優勝が7大会で止まったことがニュースになった。日本人が勝つことがニュースになるんだからかなりの大相撲状態である。この「外国人」が曲者で実のところ韓国人ばかり。野球の外人選手というのがアメリカ人ばかりというのに似た表現か。

このアース・モンダミンカップでもトップ争いする韓国選手アン・ソンジュを服部が最後に振り切って勝ったもの。アン・ソンジュは2010年,2011年と2年連続賞金女王である。もちろん日本の賞金女王である。アンは「赤毛のアン」という愛称に似ず、どちらかというと金太郎みたいな風貌で、細い日本選手とはえらく迫力が違う。アン以外にも韓国の有力選手はウジャウジャいるから、日本人が日の目を見るのは大変だ。

下:アン・ソンジュ


女子ゴルファーの世界ランキングを見るとトップ50人のうちなんと20名近くが韓国人と思しき名前である。ちなみに日本人は10名。アメリカ国籍のミシェル・ウィーも韓国では韓国人扱いである。アメリカの女子ゴルフツァーでも韓国人選手の活躍が目立つ。一時期アメリカでも韓国選手の多さに音を上げて、ツァー参加に英語テストを課して韓国人を制限しようという動きもあったが、批判が多く沙汰やみとなったことがある。

ウィーはハワイ生まれで両親は韓国出身。183cmの長身でアンとは対照的な体型。現在LPGA世界ランキング41位でアンの7位とは差がある。


大相撲ではモンゴル人の席巻にはとうにあきらめがついた日本人であるが、昨今のゴルフでの韓国選手ばかり優勝するのにはあちこちからウラミ節が聞こえる。たとえばテレビ中継の視聴率が下がるとか。しかし、スポーツは実力の世界であるから恨みっこなしでいかなきゃ。見よ、イギリスはウィンブルドンで80年もイギリス人の優勝がないのに、泰然としているではないか。

韓国人ばかりなのがやや色気がないが、日本のゴルフ大会に外国からの参加者が大勢いることはそれだけでも大変結構なこと。日本が本当に落ちぶれたら、優勝賞金が下がり、韓国選手どころか外国選手はだれも来なくなり、日本の有力選手も海外大会にばかり出るようになるだろう。

ところで韓国の国内ツァー(KPGAなど)には外人選手がいるのかな?と思って男子ツァーの記録を見てみたら、いなくはない。どういうわけかオーストラリア人ばかり。上位にはいないが。時には日本人選手もいる。賞金はそんなに悪くない。日本並みではないだろうか?しかし大会数が少ないようだ。コチラ

朝鮮日報を読んでいるとスポーツニュースは野球とサッカーの話題ばかり。それもオリックスのイ・デホなど海外で活躍する韓国選手の話題ばかり。ゴルフもアメリカLPGAでの女子選手の話題は報じられるが国内ツァーの話はあまり聞かない。どうやら韓国選手が日本やアメリカに出稼ぎに行くための足がかりにすぎないようだ。

二回連続で韓国がらみの記事となってしまった。

※7月9日の男子決勝はイギリスのマレーとスイスのフェデラーの戦いとなり、イギリス76年ぶりの優勝か、とおおいに盛り上がった。イギリス首相、ロンドン市長、王族まで見に来るというイギリスの期待のかかった試合であった。
日本時間で夜10時20分から深夜2時20分までかかった試合は素晴らしい試合となって、ついつい終わりまで見てしまった。結局は地元大観衆の期待もむなしくフェデラーの勝利となった。

毎度ウィンブルドンはNHKが放送するので昔から見ているが、本当に気持ちよく見れる。派手な広告のない濃緑色に塗装されたセンターコート、キビキビ走り回るボールボーイ・ガールの中高校生と思しき若者達。観客のマナーの良さ。この試合も、フェデラーのナイスプレーには大きな拍手が送られていた。

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20-50クラブ???

  • 2012/06/24(日) 02:09:18

20-50クラブという耳慣れぬ言葉が最近韓国系メディアに頻出する。

初めて聞いたのは最近の朝鮮日報電子版。このほど韓国の人口が5000万人を突破し、一人当たりGDPも今年2万ドルを突破したことから、韓国が大国の指標である「20-50クラブ」に入ることができた、つまり韓国が世界中にたった7カ国しかない先進大国として世界中に認知された、という誇らしげな記事である。本日6月23日付けではこの続報として『韓国の「20−50クラブ」入り、周辺国が羨望の視線』、『「20−50クラブ」脱落の危機に直面する韓国』という記事が見える。本日のYahooトピックスでは「韓国の人口5000万人突破」と言う記事で朝鮮日報の関連記事を紹介している。

下:朝鮮日報記事 (クリックで拡大で詳細、さらにクリック)


私はヨン様現象が巻き起こった8年ほど前からずっと朝鮮日報電子版の日本語版を愛読している。そこで気付くのは韓国人のランキング好き。年がら年中さまざまな指標による世界ランキングを作り、韓国が何位だ、と大騒ぎするのである。実は高度経済成長期やバブル期の日本にもそんな風潮があった。やれGNP世界2位になった、とか造船世界1位だとか、自動車生産がアメリカを追い越したとか。昨今では日本はすっかり内向きになってだれもそんなことは気にしなくなった。まぁ、大人になったということ。老大国のフランス人やイギリス人はそんなこと気にしないだろう。韓国はまだそんなことばかり気にしてる訳だから国家も国民も若い。

そんな韓国が言う20-50クラブという指標だからどうせ韓国人が創作したものだろうと思って気にもかけなかったのであるが、Yahooトピックスでも見かけたので、おや? 私が知らないだけで世界的に知られている指標なのかな?と気になった。そこで調べてみると、Googleで検索したかぎりは最近の韓国系メディアの発した情報以外にほとんど見かけない、という結果。つまり韓国人以外は知らない、あるいは一般にはほとんど知られていない言葉だということ。

20-50(一人当たりGDP 20,000ドル、つまり20サウザンド、人口50,000,000人、つまり50ミリオンで20-50)というのがたまたまちょうど今年韓国が達成する数字なので、これを持ってきたようだ。別に、10-40、30-60、40-100とか何でも良さそうである。たとえば現在では韓国人が騒ぐ「20-50クラブ」には、アメリカ・日本・ドイツ・イギリス・フランス・イタリア・韓国が該当するが、これをより所得の高い30-50クラブとすると、韓国だけがはずれる。やはり韓国中心の恣意的な指標のようである。

しかし、朝鮮日報が言うように植民地レベルから出発して伝統的な世界の列強、米英仏独日に追いつこうかという「20-50」水準に到達した例は韓国以外になく、今後も当分現れそうにない、というのは確かであるから驚くべきことなのかもしれない。台湾の発展度合いは韓国レベルであるが、人口が現状の2000万から5000万になることは考えられない。次の20-50の可能性があるのはスペイン、ロシア、ブラジルか。スペインは20-50どころか30-50のレベルであるが、人口がまだ400万ほど足りない。とにかく人口5000万人という枷があると可能性のある国は限られるのでこんな奇妙な指標は広く使われることはないだろう。

下:単純に一人当たりGDPの多い順。

資料:社会実情データ図録より

面白いのでいろいろと試してみた。

世界の人口ランキングを見ると1000万以上の国が約80カ国ある。東京都よりは少ないが、神奈川県や大阪府よりは多いのでそこそこの国であるから20-10クラブのグラフにしてみた。一挙に少なくなる。シンガポールやブルネイ、ホンコン、カタールなどのアジアの都市国家がいなくなる。


人口を東京都+埼玉県クラスの2000万人にすると20-20クラブ。このほうが語呂がいい。日本の順番がどんどん上がる。


所得を最先進国レベルの4万ドルにすると 40-50クラブ。たった4カ国になった。日本てこんなに豊かだったの?? 多分に円高のおかげ。購買力平価を加味すると日本の順位はドーンと下がるのが実情。


今度は人口を1億以上に限る40-100クラブ。これを20-100にしても結果は同じである。こうやってみると日本は韓国に比べるととんでもない先進国であることがわかる。それにしては日本は韓国に比べ元気がないなぁ。人口が2倍半あるからGDPで逆転は考えられないが、一人当たりGDPではそのうち逆転する可能性は多分にありそうだ。


まぁ、多くの日本人にとっては20-50クラブなんて興味のない話ではある。しかし朝鮮日報を読んでちょっと驚いたのは、世界で初めてこの20-50ラインに到達した国はアメリカでもドイツでもなく、なーーんと日本なのである!! ちょうどバブルの頃の1987年であるが、当時はそんな話題は聞いたこともなかった。なにせ日本の人口は長年1億人台を保っているわけだからそんな奇妙な指標が問題になるわけはないのである。いずれにせよ、日本関連の否定的情報が大好きな韓国マスコミではあるが、20-50クラブという概念を持ち出せば、この輝かしい到達点に初めて到達した国があろうことか大嫌いな日本であったという、いささか不愉快な事実にも触れざるを得ないのであった。


話は変わって、韓国マスコミの直近の話題で聞き捨てならないのは「日本が核武装に向けて法律を整備した」という大ニュース。日本ではそんな重大ニュースは全く聞かないが、韓国マスコミでは既定の事実として普通に語られている。日本は韓国にとって仮想敵国であるから、国防上の重大事というわけである。これは6月20日に国会を通過し成立した「原子力規正委員会設置法案」に「原子力利用についてわが国の安全保障に資する」という文言があることを言っている。

下:朝鮮日報記事 (クリックで拡大で詳細、さらにクリック)


日本国内では現在消費税法案の行方で大騒ぎであり、朝日新聞を見ても核武装関連の記事は見当たらない。「赤旗」ではさすがに法案通過の前後にそれぞれ市田書記局長の談話を載せているが、消費税関連記事と比べると小さい扱いだ。この法案は「原発の半永久的稼動に道を開くものである」、という重大問題があるという点を重視しており、「安全保障に資する」という点については触れてはいるが付けたし的。「核武装化」を懸念する共産党の本気度はほとんどない、と考えていいだろう。だいたい安保条約に縛られている限りアメリカがそれを許す訳がないじゃないか。

韓国で最大手の新聞である朝鮮日報でも、日本関連のニュースではこの手の曲解は珍しくない。またこの記事にも見られるようにセンセーショナルな見出しに釣られて読むと本文は単なる憶測というパターンも多い。東京からの距離で言うと韓国も九州も似たようなものであるのにナゼに韓国では日本に関するいい加減な情報がまことしやかに語られるのか不思議である。台湾や中国ではもっとヒドイかもしれないが。いわゆるクォリティペーパーという類がない国々ではある。

また韓国マスコミは日本関連のニュースソースとして安直にネットから持ってくる悪癖がある。ネット上にはリア充ではないウサバラシを韓国・中国罵倒に情熱を傾けて解消するヒマ人がウジャウジャいるが、彼らのたわごとを日本の有力なオピニオンとして紹介することがある。すると「一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝う」的に反日感情がさらに醸成されるというわけだ。ひるがえって日本では、少なくとも大手マスコミのNHKや朝日新聞が韓国について悪意や敵意を秘めたトンチンカンな記事を垂れ流しているとは思えない。まぁ、記者達のジャーナリストとしての質的な基準が彼我では違うのかもしれない。

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鞆の浦

  • 2012/06/23(土) 02:03:50

長年意見の対立や訴訟沙汰にもなってきた 広島県福山市鞆の浦の湾内埋め立てによる道路建設について県が中止を決定した。英断である。この問題では市が頑強に建設を主導してきていた。
ココに市による設計やバラ色の計画が示されているが、県の決定によりハシゴをはずされた市はこのサイトを閉じるかもしれないので、写真を転載する。

下:これが現状


下:計画道路が完成したらこうなる。浜辺を埋め立てて、町の中を迂回するバイバスと観光客向けの広い駐車場ができる。が木に竹を継いだような感は否めない。


ウィキペディアにはこの鞆の町の道路がいかに前近代的かを示す細かな写真が多数掲載されている。昔の港町はどこもこんなもので一昔前までは珍しくもない光景。しかしどこもかしこも区画整理や道路拡幅で昔の面影を失ったまでのこと。鞆の浦ではそれが奇跡的に残っているわけで、それであるからこそ貴重なのだ。

しかし住んでる人は不便に決まっている。車で訪れた観光客も不満タラタラかもしれない。5月に行った呼子がそうだったな。呼子まで続く県道の超長蛇の渋滞の車列を見たら、マイカーの進入を禁止してシャトルバスで郊外から運ぶべきだ、と思ったものの、やはり自分だけは車で乗り付けたい。それが人情。

市としても住民の利便をはかり、観光客の駐車場も確保でき、更には常夜灯のある古い港を海側からも見ることができる、といういいことずくめの計画という自信があったのだろう。

小さな町の小さな景観問題が全国的な注目を引いたのはジブリの巨匠宮崎駿氏がかかわりを持ったから。

ジブリはある年、NGO「ピースウィンズ・ジャパン」大西 健丞氏のすすめで毎年恒例の社員旅行を鞆の浦にした。宮崎氏はいっぺんでその町が気に入り、自分だけで再訪し数ヶ月住み込んだ。宮崎氏はそこで「崖の上のポニョ」の構想を得た。映画の舞台は映画の中では明示されていないが、「鞆」であることを暗示する場面がある。

下:主人公宗介母子が買い物に行くスーパーは「トモ」である。



NHKが一年間ポニョを製作中の宮崎氏に密着取材したテレビ番組でも映画製作中の宮崎氏は発想に行き詰るとこの町を訪れ、自炊しながら逗留している場面があった。

下:宮崎氏が逗留した鞆の浦にある家


下:上の写真の家はこの写真の一番手前の家と思われる。


鞆の浦では幕末に坂本竜馬が逗留した古い家屋が「いろはや」として観光名所となっているように、宮崎氏が逗留したこの家も大事にしとけばそのうち名所になり、金を産むはず。

「鞆の浦埋め立て」は宮崎氏や地元出身の映画監督大林宣彦氏の応援も得て反対運動が日本中、いや世界中に知られることになった。時の国交大臣も関心を持つ事態になる。私も宮崎氏が言うくらいだからそりゃ埋め立てなどとんでもない、と思っていた。

市は最大限景観に配慮する旨、建設計画のホームページでも細かに説明している。たぶん多くの観光客にとっては利便性が高まり、できてしまえば誰も文句は言わない。新たな観光客は以前を知らないから新しい景観について是非を問うこともないだろう。
地元の人だってふだん見慣れた地元の景観についてとくに珍しいとも美しいとも思っていないのではないか。それよりも不便な道路の方が切実である。

不満を言うのは「美しいと思う」基準が鋭い人々である。広い道路やきれいな緑地帯や環境に調和する綿密な色彩計画を駆使したところで、歴史のかもす古色や意図せざる無秩序の織り成す面白さ、味わいをぶち壊すことには全然変わりない。何が美しくて、何が醜いかは民主主義や議会の多数決では絶対に判断できない。一般に行政当局や建設業者は美しい景観に関心がないし、自分に審美眼がないことに自覚がない。

ともかく今回の広島県知事の英断にほっとしたところだ。

私はおおむねなんでも古ければ古いほど有難く感じる。妙に小細工して真新しくなってしまった保存建築を見るとガッカリする。伝統的街並保存に関係する当局者や関係者はディズニーランドやディズニーシーに行ってうまく古色を出す秘訣を学んできて欲しいものだ。

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由紀ちゃん三代目

  • 2012/06/20(水) 23:01:31

中学校の英語教科書、開隆堂のサンシャインは英語教科書ではもっともシェアが高いので、その登場人物たちも多くの中学生に親しまれている。10年以上前には主人公は「クミちゃん」であったが、教科書変更で由紀ちゃんになった。5年ごとの教科書改訂で今年度からの教科書は由紀ちゃん3代目。

下:これは10年前の初代由紀ちゃん。サンシャインはこのバージョンからイラストがマンガタッチになった。


ところが、二代目はイラストレーターが変わって、由紀ちゃんはわりとリアル寄りになってかわいくなった。私はこのイラストレーターは好きである。大矢正和さんである。

下:左端が由紀ちゃん。5年前から昨年度までがこれ。


下:これが今年度からの三代目由紀ちゃん。どうやら初代のイラストレーターに戻ったようである。髪型と顔はやや異なる。


私は二代目由紀ちゃんの大矢さんのイラストが好きだった。人物のラインが実にきれい。男性のイラストレーターというのが意外。
サンシャインのファン?や英語教師くらいしか興味はないだろうが、実は初代由紀ちゃんの時代に、大矢さんのイラストがちょこちょこ姿を見せていた。



大矢正和さんはひところNHK基礎英語で挿絵を描いていた。この頃は毎回挿絵を見るのが楽しみだった。


大矢正和さんの名は聞いたことはなかったので、ネットで調べたらホームページがあった。ここに紹介したようなマンガタッチのイラストばかりでなく、いろいろなタイプの絵を描く器用な方で実に達者である。

下はサンシャインの10年以上前の主人公、クミちゃんである。中央の少女。このイラストもなかなか良かった。


英語の教科書では生徒達は3年間由紀ちゃんとつきあうわけだから、印象に残るはずだ。ぜひ上質な挿絵でお願いしたいものである。現行の村井香葉さんも子供向け読み物で活躍している実力派で親しみやすい。他県で使われる中学英語教科書は良く知らないが、サンシャインに関する限り、主人公はずーーっと女の子である。ジブリ映画の主人公が少女に限られるのに似ている。女性のほうが男女共用の教科書では話を展開しやすいのだろう。中学生の男子ときたらサッカーやゲーム以外に興味がないガキどもなので話の接ぎ穂がない。
英語弁論大会には女子しか姿を見せない。

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サイドバイサイド

  • 2012/06/19(火) 01:36:07



前回見たサイドバイサイドはいささか古い出版なので現在のバージョンはどうなっているんだろうと気になり、一冊手に入れた。すると、著者とイラストレーターは同じなので、雰囲気は維持してるが、エクササイズのページばかりで、旧バージョンにたくさんあったカラーイラスト入り短文は全くないのでぜんぜん面白くない!!
がっかりである。もしかするとサイドバイサイドにもいつくか種類があるのでそういうのもあるのかもしれないが。

カラーページはまったくない、色気ナシ。つまらない。ただし実用性は向上しているかもしれない。


仕方ないので懐かしい昔のサイドバイサイドから一つ抜き出そう。

下:クリックで拡大、詳細を読める


ウォルターは有名な占い師のマダムソフィアを訪ねている。彼は自分の未来が気になっていてソフィアは彼に来年何が起こるかを告げている。マダムソフィアによれば来年はウォルターの人生においては大変面白い年になるという。

1月には彼は素敵な女性と会い、恋に落ちるだろう。
2月には結婚するだろう。
3月には暖かいところに旅行するだろう。




4月にはヒドイ風邪をひくだろう。
5月には彼の両親はカリフォルニアの美しい町に引っ越すだろう。
6月にはアパートが火事になる。そして彼は新しい住まいを見つけるだろう。
7月には友達が彼の誕生日にラジオをくれるだろう。
8月には彼の上司は彼をクビにするだろう。
9月には高い給料で新しい仕事を始めるだろう。


下:クリックで拡大、詳細を読める


10月には事故を起こすが、怪我はないだろう。
11月にはテレビのクイズ番組に出て新車を手に入れるだろう。
12月には彼は父親になるだろう。


その後の結論はご自分で訳して下さい。

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雨のぬかるみ海岸

  • 2012/06/17(日) 00:16:18

このところ梅雨らしいうっとうしい雨天が続き、どこにも行けないので、読書でもすることにしよう。

こんな雨降りの日には、ある英語教科書のあるスキットが思い浮かぶ。こんな場面。中学レベルの易しい英語なのでだれにでも読めるとは思うが。(クリックで拡大、詳細が読める)



いまどき筆記体でやや読みづらいので一応和訳を付す。

母さんへ
今、私はぬかるみ海岸のホテルで手紙を書いています。
ラルフと私は子供達と数日間の休日なんです。
私達は幸せなんだけど、実を言うと、若干問題があるの。
天気が良くないの。寒くて曇り空。窓の外を見ると今はどしゃ降りよ。
子供たちはあまり楽しくないの。本当のところ退屈してかわいそうよ。今はベッドに座ってトランプをしながらテレビを見てます。


下:クリックで拡大、詳細が読める


ここのレストランはとても高くてまずいんです。実はラルフは、お腹をこわして医者に行ってるの。
ここの他のすべてのホテルはキレイで新しいのに、私達のホテルは汚くてとても古いんです。実のところ、いま修理工が来てトイレの修理をしてるんです。
お母さんもご覧のように、私たちはこのぬかるみ海岸でちょっと問題を抱えてますけど、幸せよ。私達、休暇なんだし、みんないっしょだから幸せなんです。
     じゃあね.         エセルより


便箋にはロイヤルスラッジホテルのロゴ入り。
これは、やはり英語で読んだほうが笑える。おまけに身につまされる。私もたま〜の家族旅行というと九州で最安の亀ノ井ホテルばかりである。かつて姪の結婚式が新宿のパークハイアットであった。式が終えて我々が宿泊する新宿ワシントンホテルに移動した時、隣接する二つのホテルのあまりの落差に娘は、「この部屋を見て現実に引き戻された。」とため息をついた。ワシントンだって亀の井ホテルの水準からするとはるかに高いホテルである。

それはともかくこの英文スキットの出どころはアメリカの英語教科書サイドバイサイドである。私の持っているのは1989年刊でかなり古い。子供向けというより、海外から来た移民向けに編集されている。

日本の英語テキストというと、高校生向けの教科書は、どれもこれも版で押したように、環境問題、平和問題、苦難を乗り越えたハンディキャッパーの話が多く、読む前から読書意欲が減退する。NHKの英語テキスト類も少なくとも読んで楽しくはない。中学英語も似たようなもの。中学の場合には英語力が初歩的なので複雑な話はそもそも不可能だ。

このサイドバイサイドは中学生程度の文法しか使わない平易な文章ばかりであるが、スキットにやや毒があって面白い。
上の文章をある中学生に読ませたら大喜びであった。日本の中学教科書でもこのくらいのおふざけはあってもいいんではないだろうか。

下:クリックで拡大、詳細が読める


夜遅く。アーサーはイスに座って時計を見ている。
彼の隣人達はとてもうるさく、彼は怒っている。

2号室の奴らは踊っている。3号室の男はリビングのカーペットに掃除機をかけている。4号室の女はバイオリンの練習をしている。5号室の10代の子達は大音響でロックを聴いている。6号室の犬は吠えている。7号室の奴らは大喧嘩をしている。

夜が更けて、アーサーは疲れて怒っている。なんていうヒドイ夜なんだろう。


こんな例文も日本の教科書では考えられない。

移民やマイノリティ向けらしく、こんな例文もある。
下:クリックで拡大、詳細が読める


マリア・ゴメスはペルーに生まれた。彼女は小さな村で育った。6歳で小学校に行ったが、中学には行かなかった。彼女の家は貧しく、彼女は13歳で働かねばならなかった。靴工場の組み立てラインで働いた。

17歳の時、彼女の家族はアメリカに移住した。初めはロサンゼルスに住み、次にサンフランシスコに移った。アメリカに移住した時マリアはうれしくなかった。彼女は故国の友達が恋しく、英語は一語も話せなかった。彼女は夜は英語を勉強し始め、昼は工場で働いた。

マリアは一生懸命勉強し、今では英語がうまく話せる。今も彼女は夜は勉強を続けているが、タイプの勉強だ。彼女は秘書になりたい。彼女は今も故国の友達が恋しいが、幸せだ。彼女は新しい国での未来を楽しみにしている。


いかにも頭でこねくりだしたような典型的なヒスパニック移民の苦労談であるが、いやみはない。この教科書で学ぶ移民たちはこのスキットに共感できるだろう。日本の中学生にも読ませたい話だ。ちなみにこのスキットは過去形の学習である。

まぁ、日本の子供達の英語学習にも辛気臭い話ばかりでなく、笑える話、やさしい小話なんかが欲しいところだな、と感じる次第。

なおサイドバイサイドは版を重ね、バージョンも変わり、今も刊行中である。


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中小屋

  • 2012/06/12(火) 01:07:50

椎野のアジサイロード見物のついでに中小屋天文台まで行ってみた。

町営のスカイロッジ銀河村は静まり返っていた。ちょっと見には、軽井沢か信州あたりの洒落た別荘地にも見える。
北郷 椎野
北郷 椎野 posted by (C)オトジマ

はたして利用者がいるのか? 採算はどうなのか? どこもかしこもバブルの頃に作られたリゾート施設はこんな状態なのではないか? どうも日本人はいつまでたっても余暇をアウトドアで楽しむ習性が広まらないようだ。

中小屋天文台。北郷村時代には北郷観光の目玉だったんだが、平成の合併で美郷町内には3村分の公営の集客施設が溢れかえり、影が薄くなっている。下の六峰街道から上がるアプローチも荒れ放題の印象。しかし、町のホームページを見ると廃止されているようでもない。
北郷 椎野
北郷 椎野 posted by (C)オトジマ
通路沿いに設置されている台の表示は手前から水星、金星、地球、火星、はるかかなたの研修棟前に木星、その先ドーム手前に土星。太陽からの距離を縮尺している。写っていないが、水星の直前には太陽がある。こうやってみると、火星と木星の間の広い空白がよくわかる。本当は小惑星帯があるのであるが。

ドームには昭和63年建設のプレートが。もう24年もたったのか。
昔、開業間もなくの頃、子供たちを連れて来た時に望遠鏡を覗かせてもらって20年以上経っているわけだ。昼間だったから水星だけ観察できた。光陰矢の如し。
北郷 椎野
北郷 椎野 posted by (C)オトジマ

ドームも研修施設もカギがかかり、無人だった。

天文台から南の方角を見下ろす。
P6102767
P6102767 posted by (C)オトジマ

北を望む。傾山、丹助山方面。
北郷 椎野
北郷 椎野 posted by (C)オトジマ

あちこちで、白い花が咲いているのかと思って、近づくと・・
北郷 椎野
北郷 椎野 posted by (C)オトジマ

なんと白い葉だった。しかも葉の表だけ白くて裏は普通に緑色。
だから斑(ふ)入りという訳ではない。
マタタビ
マタタビ posted by (C)オトジマ

帰ってネットで調べるとこれはマタタビの木であった。白い花も咲いていた。

椎野地区で見た地蔵。北郷といえば地蔵という時代の名残。
一見ブロンズにみえるが、叩いてみるとボコボコと安っぽい音がする。FRP製である。
P6102761
P6102761 posted by (C)オトジマ

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北郷 アジサイロード

  • 2012/06/11(月) 01:11:43

先週の日曜は門川遠見山の桃源郷に行った。門川町町報は町内の桃源郷については何も言ってないが、隣の美郷町北郷区のアジサイロードは紹介している。とんでもない山奥の小集落のすることだからあまり期待はできないが、ドライブがてらにいってみた。

とにかく最近はアジサイの植栽が盛んである。我が家の前の山の斜面にも近所の花好きがたくさん植栽している。数年もしたら名所になるかもしれない。

下:門川、国道388号沿い、小松地区
門川
門川 posted by (C)オトジマ

下:門川、上井野集会所
門川
門川 posted by (C)オトジマ


門川からほとんど交通量のない国道388号、県道210号で走ること1時間で中小屋も近い椎野地区に着く。

下:椎野地区。見物客を見込んで各所に案内看板や駐車場、トイレの案内が設置してある。私が行った時には見物の車は数台。
北郷 椎野
北郷 椎野 posted by (C)オトジマ

花の種類や色はやや単調である。
北郷 椎野
北郷 椎野 posted by (C)オトジマ

北郷 椎野
北郷 椎野 posted by (C)オトジマ

椎野地区は中小屋の峠も近い標高600mくらいの山の斜面にある。
戸数は10戸もあるんだろうか。近隣の林道や県道の沿道をアジサイで埋め尽くしているが、大変な労力である。
北郷 椎野
北郷 椎野 posted by (C)オトジマ

海岸にある門川ではアジサイは満開であるが、ここは標高が高いせいか、満開はしばらく先になりそうだ。集落内では結構咲いているが、林道沿いではほとんど咲いていない状態。
北郷 椎野
北郷 椎野 posted by (C)オトジマ

これは山頂近くの銀河ロッジ近辺。全く咲いてない。
北郷 椎野
北郷 椎野 posted by (C)オトジマ

という訳で、椎野のアジサイが見たい人はしばらく先の方がよろしいんじゃないでしょうか。コチラに詳しい情報があり、やはりよそより遅いとある。7月中旬までOKらしい。桃源郷はアジサイは一箇所に集中しているので、徒歩で周回するのに都合がいいが、椎野では田のアゼや林道沿いなのでやや分散的である。問題は遠いこと。延岡市内や門川の国道10号からだとゆうに1時間はかかる。
ただし、無料であるのはいい。

下:椎野地区

より大きな地図で アジサイロード 椎野 を表示

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巨大甕

  • 2012/06/09(土) 00:48:22

細島港の埠頭に行ってみたらなにやら巨大な器を見かけた。
よく見るとカメである。アリババと40人の盗賊で盗賊たちが大きなカメに隠れる話があるが、これなら大人でも楽にはいれそうだ。


あまりに大きいのでFRPかな、と思ったがやはり陶製である。車と比べたら大きさがわかる。


容量が1000Lと記してある。クローズアップでみたら製造元の刻印とおぼしきものが・・・「黄河謹製」と読めるようだ。やはり中国製か。


埠頭にいた運輸会社の人によれば、この甕は焼酎用だそうだ。県内の焼酎メーカーの物。一個の価格が30万円という。高いんだか安いんだか判断しかねる。でも日本で作ればとてもそんな価格では不可能ということらしい。
そもそも陶器でこんなでかいものが割れもせずに焼けるというのが驚きである。中国恐るべし。まぁ、陶器に関してはあちらの方が日本よりは本家というべきが。

その日たまたま門川で同じ甕を二度も見かけた。いままで気づかなかったのか。野原に放置してあった。これは1000Lはなさそうだ。


これは民家の庭に置いてあったもの。私が子供の頃、庭の便所に大きな甕を埋めて小便ツボにしていたものであるが、今時こんな大きなツボを我が家のような狭い庭に置くと場所をとることはなはだしい。30万円はとんでもないが、3000円でも買う気はおきない。


※雲海酒造の焼酎「日向古秘」のTVCFでこの甕が並んでいるところが使われている。

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なごり雪と二王座

  • 2012/06/07(木) 14:17:02

近所にゲオが開店してDVDが10円だったのでいろいろ借りてみた中に大林宣彦監督の「なごり雪」がある。大林監督は出身地の尾道を舞台にした尾道三部作と呼ばれる『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』がある。それとともに後年「なごり雪」と「22歳の別れ Lycoris葉見ず花見ず物語」の「大分三部作」を手がけるのであるが、3作目はまだなのか、検索してもよくわからん。「なごり雪」は2002年作品。



言うまでもなく「なごり雪」と「22歳の別れ」は津久見出身の伊勢正三の作品である。映画の「なごり雪」は津久見の隣の臼杵を舞台にしている。津久見はセメント工場しかない工業都市だから絵になりにくいが臼杵は古い町並みの残る城下町で大林好みのロケーション。

10年前の映画のレビューをいまさら書いてもという感もあるが、いままで見る機会がなかったのだからしようがない。
映画ばかりは見たときの気分、状況、年齢などで印象が大きく変わるので、いい作品なのかどうかはにわかに断定はできないが、あえていうと私には今ひとつ。基本的に伊勢の「なごり雪」から発想を得て、その世界観によりかかっているのであるが、あまりにも有名な歌だけに映画の中でその歌詞どおりのセリフを聞くといただけない。ヒロインの少女、雪子の棒読みのセリフも次第に耳についてくる。

映画のオープニングとエンディングは現在の(2002年時点)伊勢自身による歌である。たしかに歴史に残る名曲であるが、この歌はやはりイルカで聴きたい。少なくとも映画中の伊勢さんの歌には力がない。イルカもいくつもの録音があるが、若い頃の録音に尽きる。歌をイルカに入れ替え、冒頭の伊勢が歌う場面を風景に入れ替えるだけでも私への好感度ははるかに上がったのであるが。

今知ったのであるが、このアレンジは松任谷正隆さんなんですね。伊勢さんの才能も素晴らしいが松任谷氏に負うところもあったんだなぁ。さらにはイルカの力を得て大ヒット。


この映画は臼杵市のご当地映画であるので、臼杵の名所が散りばめられている。たびたびでてくるのが二王座の古い路地。ヒロイン雪子の家がこの坂の上にあるという設定。


この坂を上から見下ろすと


同じ路地の夜の場面


このスクリーンショットの正面の家の軒下にスクラップ同然のバイクが置いてあるのが見える。


この映画は2002年の作品であるが、なんと今だに同じ場所に同じバイクが置いてあるのである。これは私が撮った写真。どうやら意図的なモニュメントなんだろうか?? 昔のホンダ ベンリィ号である。


私が撮った現在の同じ場所、同じ家。家もスクラップ寸前であるがこのまま保存して欲しい。


昭和の面影の濃いさびれた街を三浦友和とベンガルが歩いている


たまたま写真を撮っていた全く同じ場所の現在。10年くらいではあまり変わらない?シュロチクがなくなっている。自販機は映画撮影の時は撤去したか?


ベンガル演じる水田は酒屋を営んでいる設定だが、野上弥生子生家の小手川酒造で撮影したようだ。

左が小手川酒造で右が野上弥生子生家


主人公が東京に旅立つたびに出てくる臼杵駅のホーム。

「なごり雪」の歌の場面は駅のホームであるからホームは欠かせない。歌では「東京で見る雪はこれが最後ねと」とあるから東京駅のはず。私は昔から東京駅の東海道線ホームをイメージしていた。九州から上京した学生にとって東京駅こそが故郷につながる駅であった。決して上野駅や羽田空港ではなかった。私より2歳年上の伊勢氏も急行高千穂号に乗ったはずである。延岡-東京間を25時間かけて走った懐かしい急行列車。貧乏学生は寝台列車の「富士」や飛行機に縁がなかった。しかし、この映画の展開からして駅は臼杵でなければならないので歌とは少々齟齬をきたすことになる。
ところがこの駅のロケ地は実は臼杵駅ではなく臼杵から日豊線をかなり南下した宮崎県との県境近くの山の中の重岡駅で撮影している。

臼杵駅の駅前の場面であるが、これも臼杵駅ではなくひとつ隣の上臼杵駅で撮影された。本物の臼杵駅は街中に有り、コンクリートの面白くもない駅舎で絵にならなかったのだろう。


これが実際の臼杵駅前


過ぎ去った青春の日々を28年後に主人公たちが回想するという手法をとっているのでノスタルジーを強調した映像になっている。青春物ではあるが、それを回想する世代の中年向けでもある。製作者サイドの世代から考える後者寄りか。よそのレビューを見るとかなり泣けるという人もいるようである。

私はこの項を書くにあたり、Youtubeのイルカの歌をあらためて聴いてみたところ、この歌には歌だけで十分な物語があり、胸を締め付けるような青春の切なさを表現しつくしているのを感じた。イルカの歌唱なればこそかもしれない。
これに改めて物語をかぶせるのはややもすると、屋上屋を重ねるようなもの、あるいは蛇足になるのではないか、という危惧もある。
それにあえて挑戦した大林監督の手腕に疑いを挟むものではないが、私には大成功しているとは思えなかった。でも人によっては大満足する場合もあるだろう。あとを引く青春の甘酸っぱさや悲しい結末に涙するする人も多いはず。
ともかく、伊勢正三や臼杵市に興味のある人は一見の価値は絶対にあるはず。私も「22歳の別れ」が見たくなった。

最後にYutubeからライブのイルカ。アコースティックバージョンもいいなぁ。


※DTI閉鎖にともない、ブログ移転してます。以下にどうぞ。FC2の「一歩 日豊 散歩」

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