観世音寺の碾磑

  • 2013/02/28(木) 01:51:13

観世音寺の境内に大きな石臼があって、「碾磑」(てんがい)と立て札があった。九博のついでにたまたま訪れた観世音寺であったが、この碾磑というワードにピンと記憶がよみがえった。聞きなれない言葉であるが、石臼のことである。三輪茂雄氏の本(「粉の文化史」-新潮選書)でこの石臼のことを読んだことがある。こんな所にあったとは。
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P2256164 posted by (C)オトジマ

写真下:この石臼を調査に来た三輪茂雄(中央)・森浩一(左)両同志社大学教授。クレーンで上石を持ち上げて内部を調査した。表面は1000年以上の年月に風化しているが、摺動面の泥を洗い流すと素晴らしい8分画10溝の臼の目が現れた、という。三輪氏によれば、大変精密な加工がされた高度な技術のものだという。

写真ではわかりづらいがかなり大きな石臼である。三輪氏のホームページから引用すると・・・・・・
---その石臼は直径1.03メートル、上臼高さ21センチメートル、下臼高さ28センチメートル、重量は上下それぞれ推定約400キログラムという巨大なもの----

400kgもある石を人力でまわすのは困難で、三輪教授は畜力を利用したのではないか、と推察している。
江戸時代、貝原益軒は『筑前国続風土記』の中で、この碾磑が観世音寺造営の折に朱を挽いたもの、という見解を記している。すなわち水銀の鉱石の粉砕に用いられたということ。たくさんの堂宇が立ち並ぶ壮大な伽藍の造営に大量の水銀が必要だったのは間違いない。
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P2256157-e posted by (C)オトジマ

この観世音寺碾磑についての三輪教授の解説はコチラで詳しく読める。前述の書「粉の文化史」の観世音寺碾磑の項と全く同じ内容である。


今から20年以上前か? NHK教育テレビで三輪茂雄氏の「粉の文化史」というシリーズがあった。三輪氏(同志社大教授)が粉に関するアレコレのウンチクを語るものである。これがメチャクチャに面白かった記憶がある。最近、上記の氏の著作「粉の文化史」を買って読んでみたが、内容的にはほぼ同じようだ。出版年もおよそ25年前だからテレビ放送と同じ時期のようだ。

下:延岡、内藤記念館にある巨大な石臼。何に使ったものか?豆や小麦をひくには巨大すぎる。やはり鉱石か?なにも解説はなく、放置されているのでわからない。
内藤記念館
内藤記念館 posted by (C)オトジマ

粉は人類の農耕の歴史とともにある。米の場合にはそのままでとても食べやすいが、小麦の場合には必ず粉にしなければならない。そこで石臼が発展することになる。昔はどこの家庭にもあったあの石臼である。ひき臼ともいい、英語ではロータリーカーンという。日本では餅つきの搗き臼と同じくウスと呼ばれて紛らわしいが、まったく別物である。私の住む東臼杵郡という地名には臼と杵がセットで入っているがこれは搗き臼。ひき臼にはキネは必要ない。

このひき臼の模様が世界共通だという。決して偶然ではない。これはどこか地中海沿岸で発明されたロータリーカーンが世界中に伝播したことを示す。だから他の文明と隔絶していたアメリカ大陸のインカとかサハラ以南のアフリカなどにはこれがなく、サドルカーンという、ロータリーカーンの前段階のものしかないそうだ。サドルカーンというのは単に平たい石の上で別の石を動かし穀物をひき潰すだけ。サドルカーンからロータリーカーンへの進歩には巨大な技術的飛躍があるという。どこで誰が発明したのかはわからない。

サドルカーンの例--ウィキペディアより---


三輪教授のサイトから引用した臼の目のパターン

臼の目のパターンは世界共通で紀元前にはすでに世界各地に広まったという。車輪の発明と同じようなもの。日本にははるかにおくれて伝播した。それが観世音寺の碾磑である。日本では庶民が使うように広まったのはそれからまた1000年あとの江戸時代のことらしい。

上のように全体が6分画されたものと8文画されたものがある。日本では地域性があるという。上の内藤記念館の臼は8文画である。回し方は反時計回りで世界共通だという。多数派である右利きの人には右側で押した方がラクだからである。ネジが右ネジになっているのと同じようなもの。

三輪先生のウスに関する話は興味が尽きない。三輪先生は残念ながらすでに亡くなっているが、彼のホームページは後進の研究者のために残されているので、彼の研究の一端をうかがう事ができる。興味ある方はコチラへ

搗き臼もひき臼も重たくておいそれと移動できないので、古い家では庭先とか納屋に放置されていることがままある。私の家でも父がひき臼を何組か組み合わせてセメントで固めて庭のオブジェにしていた。30年前に家を壊した時に廃材と一緒に業者がどこかに廃棄してしまったものだろう。搗き臼は姉の家で水盤になって金魚が泳いでいる。

これは義兄宅の庭の搗き臼。植木鉢になっている。
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P4142119 posted by (C)オトジマ

どこにでもありふれたひき臼であったが、子供の頃にだれかがひいているのを見たことはあるが、私自身は使ったことはない。やはり食品を粉砕する道具であるすり鉢すら使ったことがない。現代人には縁遠くなった道具である。「轢く」という作業はコーヒーミルくらいしか思い浮かばない。

国東半島の瑠璃光寺にはおびただしい数のひき臼や搗き臼がある。重いのと場所をとるので、一般人にはマネできないコレクションである。檀家が不要でジャマな石臼を寄進したものか。臼マニアには垂涎の寺。臼マニアがいればの話であるが・・・
瑠璃光寺
瑠璃光寺 posted by (C)オトジマ

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P4081933 posted by (C)オトジマ




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大宰府 観世音寺

  • 2013/02/27(水) 13:17:04

大宰府政庁跡の近くに観世音寺がある。天満宮に通じる県道76号から見える様子がただものではない雰囲気を漂わせる。この寺については全く予備知識を持ってなかったが、家に帰って調べてみると大変な寺であることを知った。


より大きな地図で 観世音寺 を表示

観世音寺は、天智天皇が母斉明天皇の追善のために発願したものだというから、なんと1300年の歴史があることになる。法隆寺などの奈良の古刹なみである。その後、761年には鑑真によって当寺に僧になる資格を授けるための戒壇院が設けられた。当時、国内には東大寺と下野国の薬師寺とここにしかなかった、という。
国家の庇護にあった寺であるから、昔は壮大な伽藍を持っていた。
P2256157-e
P2256157-e posted by (C)オトジマ
その後、長い歴史の中で、戦火で焼かれたり、律令体制の崩壊と共に国家の庇護も失い、寂れていったが、江戸期に藩主黒田家によって再建され現在に至っている。今見る講堂と金堂は江戸期のものである。平安期以降は東大寺の末寺であったが、明治期に天台宗となった。しかし、隣の戒壇院は臨済宗と、奇妙なことになっている。詳しくはコチラで

亭々たる楠の並木の間の参道が珍しい。これだけでも価値がある。
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

ゆかしい古刹の雰囲気横溢。
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

講堂(本堂)。元禄元年(1688年)の再建。330年あまり経っているから、実に貫禄がある。中には入れない。
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

本来ここや金堂にあった古い仏像は敷地内の鉄筋コンクリートの宝蔵に移されている。仏像を本来の場所でなく、展示場で見るのは味気ないが、台風や火事で損傷しては元も子もないのでやむを得ない。
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

古いクスが長い歴史を物語る。
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P2256155 posted by (C)オトジマ

ボランティアと思しき人たちが静かに清掃していた。
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P2256166 posted by (C)オトジマ

観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

五重塔の心礎。かつては五重塔があったということ。有名な法隆寺の五重塔はこれを移築したものである、という学説があるらしい。事実なら大変なこと。(内倉武久著「大宰府は日本の首都だった」より)
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P2256156 posted by (C)オトジマ

鐘楼の鐘は日本最古、と考えられている。つまり1300年以上前のもの。現役だというからすごい。国宝。
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

南大門の礎石、五重塔の礎石などが往時の栄華をしのばせる。そもそも天智天皇はなぜ九州に母を追善する寺を建てたのか?古代では大宰府は格別な土地だったのだろう。九州王朝説が気になるところである。

隣接地に宝蔵が立つ。昭和34年(1959年)に作られたというから、すでに54年も経っている。500円の拝観料がいるが、せっかく来たので拝観した。多くの古い仏像、それもとんでもなく大きいものがいくつもある。素人目には大変立派で由緒正しそうだが、おおむね重要文化財で、国宝はない。寺の本堂にある物と違い、すぐそばで見れるのが貴重な体験である。仏像ファンには絶対見過せない場所である。撮影禁止なのでバカ正直に写真は撮らなかった。でも世間にはお構いなしに写真を撮る人もいるようで、コチラにしっかり写真があるので参照。
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

観世音寺を挟んで、宝蔵と反対側の隣接地に戒壇院がある。そう古くはなさそうだが、土色の土塀がいい雰囲気である。
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

驚くような楠の巨木。
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

山門。前述のように現在では観世音寺とは別寺院、別宗派。
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

本堂。
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

延命地蔵
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

瓦に西戒壇の文字が。
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

すばらしい雰囲気のお寺である。観光客は誰もいない。
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

新緑の頃はこの原っぱが花盛りになるんではないだろうか。
観世音寺
観世音寺 posted by (C)オトジマ

大宰府というと、光明禅寺が紅葉で有名であるが、観世音寺も四季折々によさそうだ。今は冬枯れでさびしいが、またいずれ機会があれば緑豊かな頃に来て見たい。




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大宰府政庁跡

  • 2013/02/27(水) 00:13:07

以前、息子が大宰府の政庁跡のそばに住んでいたので政庁を散歩したことがあった。久しぶりに行ってみたが、やはり単なる広っぱだった・・・・・。 当たり前か。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

周囲は住宅地や学校、雑多な商業施設で埋め尽くされているのに、この何もない広っぱは貴重である。ここは、相当の予備知識があるとか豊かなイマジネーションがあるとか、という人でないと、退屈な場所である。月曜日だったから人出は少ない。ほとんどドッグランと化していた。国の特別史跡に犬のフンを放置するマナー知らずのヤカラもいた。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

ここにも梅が満開。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

往古の繁栄を偲ぶよすがとしては、土台石の並びしかない。
しかもこのように整然と並んでいる部分はレプリカ。
大宰府
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大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

昔の礎石は黒ずんでいて、キチンと並んでいないし、マバラにしかない。1000年も経過する間に石材として持ち去られたものが多いのではないか。本物はこんな風。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

P2256142
P2256142 posted by (C)オトジマ

石碑群のそばの大きな礎石。こりゃ本物だろう。
レプリカにはクレーンで運ぶための穴が側面にある。
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P2256147 posted by (C)オトジマ

せめて一棟くらいは昔の建物を復元してもいいのではないか?国の史跡だけに想像による復元はできないのだろうか?

いくつか石碑が立っているが、これとて明治以降のもの。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ



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大宰府天満宮 梅満開

  • 2013/02/26(火) 12:46:10

いまさら太宰府天満宮にお参りしたい、とも思わなかったが、九博に登るエスカレーターが天満宮内にあるので、いやでもお参りせざるを得ない構造になっている。

大宰府インターで降りて、大宰府政庁跡前を通る県道76にはいると既に渋滞。正月の大渋滞は知っていたが、なんでもない日曜でもこうとは。
参道は大賑わい。土産物屋は大繁盛。正月でもないのにどういうことだ。世の中にこんなに流行っている神社があることに驚き。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

神社参道にスタバ?!? 
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

梅が枝モチの自動焼きライン。たくさんの店が実演販売しているが、梅が枝モチというのは特定業者のブランドではなく、参道の業者で共有している商標らしい。
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P2246128 posted by (C)オトジマ

太鼓橋から見た境内。夕方なのにこの人出。昼間来たらもっと多かったのかも。この先の右をしばらく行くと九博エレベーターがある。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

露店もたくさん
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

本殿脇の飛び梅は満開。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

いたるところ紅梅白梅が咲き誇る。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

狛犬はいくつもあるが、これは頭の小さいヘラクレス型。香椎宮にもこれと同じデザインがあるので同じ石工のものか。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

ここの随身は実際の衣装を着ている。さすがに流行っている神社の随身らしく、絢爛豪華で新品同様。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

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九博 ボストン美術館日本の至宝展

  • 2013/02/25(月) 23:18:02

おなじみの九州国立博物館の特徴あるガラス壁。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ
博物館への通路は未来社会かタイムトンネルへの通路。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

福岡に用があって行くついでに大宰府の九博ボストン美術館日本の至宝展を見てみた。作品は撮影禁止なので館内の様子はナシ。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

5時閉館というのに、4時15分に入館したから駆け足である。閉館間際というのに入場者は多かった。平治物語絵巻は今回の目玉的な作品で、細かい絵の長い巻物なので見学者で大渋滞。


火事の場面は教科書などでおなじみの場面。実物は意外と小さく、武者の大群を細密な描写で実に生き生きと描く。血沸き肉躍るというのはこんな情景。実際の平安時代の戦についてリアルに想像できるのである。

この絵巻の全容(とはいっても現在は部分しか残っていない)は国立図書館の資料でみることができるので、興味ある方はコチラ。

今、契沖とともに人気の出ている曽我蕭白の作品が多い。この有名な龍はとーんでもなく大きな作品だった。元来が襖絵で全8枚で構成されているので横10mはあるんではないか。

スゴイ迫力と大胆な筆さばきには圧倒されるが、私には蕭白は今ひとつ理解できない。

尾形光琳の松島図も素晴らしい作品。ほとんど現代アート。屏風絵はとにかくデカイので迫力があって楽しい。


狩野永納の花鳥図屏風はオーソドックスな狩野派風。狩野派なんて現代人にはサッパリ良さがわからない類の絵であるが、大きな屏風で見るとたしかに美しい。お土産のポストカードを思わず買ってしまう。


お土産売り場は大賑わい。仏画とか水墨画とか地味な作品が多いので、お土産にしずらいかも。
大宰府
大宰府 posted by (C)オトジマ

写真ではわかりづらいが、ガシャポンの中身は仏画の掛け軸のミニチュア。こんな地味な物、誰が買うんだ??
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P2246103 posted by (C)オトジマ

1階には今回の展示以外のガシャポンもある。
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P2246107 posted by (C)オトジマ

ものによっては1000年も前の貴重な仏画から、光琳、等伯など、名品の数々が並ぶ。これらは明治初期に、若いながらも審美眼のあるアメリカ人、フェノロサやビゲローによって買い占められ、流出した。かえすがえすも残念ではあるが、そうでもしない限り、こんなには良い状態では残らなかったのかもしれない。当時は後進国だった日本の悲哀である。

しかし、今やこんな渋い展示に、九州全域から見物客が押し寄せる日本というのも当時からするとたいした文化国家になったものである。

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高速北浦〜蒲江間開通 波頭津海岸

  • 2013/02/23(土) 00:31:47

12月の延岡〜須美江間に引き続き、2月16日に東九州高速道路の北浦〜蒲江間が開通した。実は翌17日の日曜に行ってみたのだが、用もないのにヒマな見物人が押し寄せて、北浦の国道は大渋滞。ついに下阿蘇の道の駅であきらめて引き返したのである。

熊野江トンネル近辺の大渋滞。トンネルの先の道の駅の出入りも渋滞要因。
北浦
北浦 posted by (C)オトジマ


今日は昼間、ヒマがあったので、再度行ってみた。
コマ切れ開通なので、須美江ICでいったん国道に降りて、北浦ICで再び高速に乗る。

下:古江には高速入り口の表示。注意しないとIC入口の左折点を見落とす。
北浦
北浦 posted by (C)オトジマ

北浦ICから本線に入る。
北浦
北浦 posted by (C)オトジマ

すぐに2700mもある陣ヶ峰トンネルに入る。トンネルの中に宮崎・大分県境がある。
北浦
北浦 posted by (C)オトジマ

トンネルを出るとすぐ波頭津(はとうず)ICである。山中の狭い谷が高速道路で埋め尽くされている。今日はここで降りてみる。
波頭津
波頭津 posted by (C)オトジマ

昨夏はこの県道122号で市振から蒲江まで走ったが、大変遠かった。それが、今やたったの5分。
波頭津
波頭津 posted by (C)オトジマ

波頭津はごくごく小さな集落である。なんでこんなところにICが必要なんだ?それも上下線双方に進入可能な通常のICで、門川みたいな一方方向しか進入できないハンパなICではない。門川の人口およそ2万人に対し、この集落は100人程度ではないか?
波頭津ICの有用性はおそらく波頭津海岸のもよりにあることしかない。美しい海岸だが、さして広くはない。巨費を投じてICを作るほどでもなさそうな。なにか他に大きな政治力でも働いたのか?

道路沿いに歓迎ののぼり旗が並ぶ。
波頭津
波頭津 posted by (C)オトジマ

波静かな波頭津海岸。誰もいない。海水浴には最適そうだ。延岡市民はもっぱら須美江海水浴場に行っていたが、来夏からはここにも来るんじゃないかな。
波頭津
波頭津 posted by (C)オトジマ

白い砂と黒い砂が面白い造形。
ハトズ
ハトズ posted by (C)オトジマ

波頭津
波頭津 posted by (C)オトジマ

突堤で釣りをするおばあさん。
波頭津
波頭津 posted by (C)オトジマ

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P2220648 posted by (C)オトジマ

水はキレイだが、驚くような透明度はない。
波頭津
波頭津 posted by (C)オトジマ

ホンダワラがたくさん
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P2220650 posted by (C)オトジマ

松林は若木が多い。一回マツクイムシで枯れてしまったものか?
波頭津
波頭津 posted by (C)オトジマ

県道から海岸までのアプローチはなかなか雰囲気がいい。高級リゾート地みたいである。
波頭津
波頭津 posted by (C)オトジマ

しかし周辺部は荒れ放題。
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P2220656 posted by (C)オトジマ

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中華パッド

  • 2013/02/18(月) 02:15:24

IT機器の進歩と廉価化はメチャクチャに早い。
私のような貧困ラインにいる者にとってはi-padなどは4万円ほどするのでちょっと買ってみようか、という訳にはいかない。ipad-miniやNEXUSなどの7インチタブレットでも3万円程度。安くて2万円台後半。生活必需品でもないし、さして必要でもないから全然買う気はなかった。待っとけばそのうち安くなるに決まっている。

中華パッドというジャンルがある。多くは1万円未満の7インチタブレット。しかしノーブランドの中華製格安音楽プレーヤではいくつもガラクタをつかまされた経験があるのでどうなんだが、と思っていたが、購入者のレビューやブログで調べてみると、中華パッドにも使えそうなものもあるようだ。
円安が進行しているので短期的には値下がりよりも値上がりの方がありえそうなので、試しに買ってみることにした。

それが、このREGALIA(レガリア)。amazonで12700円。7インチ中華パッドの中ではかなり高価な方に属する。安いのは4000円台である。コチラを参照。
Regalia
Regalia posted by (C)オトジマ

amazonの商品説明では以下。
マルチタスクも超高速処理でサクサク動く1.6GHzデュアルコアCPU+1GB RAM搭載
視野角に優れた高精細1024*600 7インチIPS液晶
余裕の16GB内蔵メモリ + 最大32GB microSD(HC)カード対応
デザイン性と強度に優れるメタル製ミドルフレームを採用
Android4.0 OS搭載 / 初期日本語設定。日本語マニュアル付属


タブレットは初めて扱うので他との比較はできないが、とりあえずのレビューを。

これはWifiモデルだから、まずは無線ラン環境を作る必要があり、別途無線ルータを2500円で購入。設定はサルでもできるくらいだという購入者レビューにもかかわらず、結構面倒だった。パソコン初心者にはキビシイかもしれない。
Regalia
Regalia posted by (C)オトジマ

レガリアの感触は悪くない。造りはしっかりしているようだし、外観もチープ感はない。ディスプレイは精細でキレイ。
デジカメの写真を取り込んで見るととても美しい。
Regalia
Regalia posted by (C)オトジマ

画面サイズは新書版よりやや小さい。本を読むとすると若者にはいいだろうが、年寄りにはやや小さいか。やはり目の悪い人には10インチの方がオススメ。ただし電車の中で使うとしたらやはり7インチくらいがベスト。
Regalia
Regalia posted by (C)オトジマ

マンガのドラエモンを読む。拡大できるので年寄りでも可。おなじみのマンガでも英語で読むとまた楽しい。
Regalia
Regalia posted by (C)オトジマ

もちろん最大の面白さはインターネットができることだ。
アンドロイドは初めて使うが別に予備知識はいらないと思う。おおむね体感的に操作できる。なにせこの商品にはまったく取説というかマニュアルというものがないのであるから、必然的に体感で試行錯誤以外にない。商品説明にある「日本語マニュアル付」というのはほとんど虚偽記載と考えていい。
Regalia
Regalia posted by (C)オトジマ

グーグルマップも見れるが、この機種にはGPSがついてないのでスマホみたいにナビがわりには使えない。
Regalia
Regalia posted by (C)オトジマ

Youtubeも普通に見れる。内蔵スピーカの音は小さくて最悪なのでイヤホンで聞くか、外部スピーカに接続して聞くとなかなかいい音質になる。フトンの中で寝ながら楽しめる。最近目が悪くなってきたのでフトンの中の読書が進まなくなったが、これなら楽しく睡眠につけそうだ。落語や音楽を聴くときには画面表示を消灯して電池消耗を防げる。
Regalia
Regalia posted by (C)オトジマ

アンドロイドなのでグーグルプレイに無料のアプリがたくさんある。おいおいインストールして試してみよう。
Regalia
Regalia posted by (C)オトジマ

こんなキカイはアッという間に陳腐化し時代遅れになるので耐久性や過剰な品質はムダ。1年使えば上等くらいの気持ちでいい。5年も10年も持つ高品質は全然期待されない。だから日本製品でなければ、という消費者マインドも薄いのではないか。

下の写真は、私が7,8年前に娘の誕生日に買ってあげたMP3プレーヤである。韓国のアイリバー製でなかなかグッドデザイン高品質で当時12000円ほどしたような気がする。出始めのipodよりはずっと安く、ituneを経由しないでMP3を聴けた。しかし、容量たったの128MB!! 20曲くらいしか入らないのである。表示もモノクロで小さな液晶だ。当時は普通だった。しかし下にある同じ価格のRegaliaはこのアイリバーに比べると人力車とプリウスほども性能差がある。人力車とプリウスには150年の時代差があるというのに、コチラはたった7年!
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P2186030 posted by (C)オトジマ

日本メーカーがボチボチとタブレットを開発している間に中国では無数の中小メーカーが数え切れないくらいの種類のアンドロイドタブレットを次から次へと日本製品の5分の1の価格で世界市場にぶちまけている。これでは勝負にならない訳だ。

中華パッド、レガリアを使った結論。主に使うブラウザは反応も早く、ストレスは感じない。その他の機能もハードよりもアンドロイドOSに依拠している訳だから中華だから、といって特に劣っているということはないのではないか?デフォルトの文字入力パッドをShimejiに入れ替えると、俄然入力が楽になったが、スマホやタブレットの文字入力に全く不慣れなこともあり、キーボードを持つPCに比べると隔靴掻痒の感あり。基本は閲覧中心と思ったほうがいい。いつも見るサイトを全部ブックマークに入れるとネットサーフィンも快適。慣れればPC無しでも過ごせるかもしれない。早い起動と持ち運べる便利さもPCにはない。こりゃー便利だ。あとはいつまで持つか、である。

※カメラの画質は今ひとつ。ないよりマシという程度。
※レガリアは当初から表示は完全に日本語化されているが、文字自体は簡体字ではないものの、中華フォントでしばしば字体に違和感がある。とはいえ実用上全然問題ない。
※電池のもちはあまりよくない。ブラウザ連続使用で2時間もたない。電池が最大の弱点。外に持ち歩く機会の多い人は、電池容量に信頼の置けるキンドルとかNEXUSにしておいた方が無難かも。
※その後、10インチ中華パッドがどんどん安くなっている。どうせ買うなら最初から10インチの方が良さそう。画面の面積比は2倍あるが、価格は1.3倍程度しか差がない。
※半年経過後の状態。電池の劣化がひどい。10分ももたず、もはや内蔵電池での使用は実用的ではない。







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梅満開

  • 2013/02/11(月) 01:20:36

この時期の風物詩として、大昔からテレビのニュースで梅の開花が伝えられ、宮崎県では必ず座論梅が登場する。県内では大変有名な梅の名所であるが、考えてみると行ったことがない。

梅には桜ほどの関心はないが、天気がいいので行ってみた。
全く予備知識なしで行ったから、思いのほか小規模な梅園で、拍子抜けした。下の写真がほぼ全景と思っていい。右隣の個人宅の庭園の方が広くて立派なくらいである。
座論梅
座論梅 posted by (C)オトジマ

県を代表する名所が小さなタンボ一枚くらいしかない、というのはどうなんだろう。おおむね30m四方くらいと考えていい。
座論梅
座論梅 posted by (C)オトジマ

梅園前にある神社のせまい駐車場には車がいっぱいで、県外車も数台いた。

樹齢600年といわれる古木から株を増やし、現在数十本の梅の古木がある。天然記念物に指定されている。幹周りが太い、という類の古木ではないのでドギモを抜かれることはない。そういわれれば古そうな木だな、という程度。ウメのシロウトにとってはさしたることのない見物で、5分で済んだ。往復4時間もかかったのに。
座論梅
座論梅 posted by (C)オトジマ

途中の日向市の山中で見かけたこちらの梅林の方がはるかに風情があった。梅の香が漂い、メジロがたくさん鳴いていた。
梅
posted by (C)オトジマ

サクラと同じで名所の花が格別だということはない。名所で確実に保障される物は人ごみとイカ焼きの臭い。
梅
posted by (C)オトジマ

座論梅についての情報はコチラ

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土々呂・伊形の寺

  • 2013/02/08(金) 01:44:53

遠くの寺には見物に出かけるのに、地元の寺には疎遠だ。
生まれ育った地域にも寺はあるが、実はよくよく見たことはなかった。

まず土々呂の極楽寺。土々呂出身の私には最も身近な寺だが、檀家ではないので中に入ったことはない。県道が抜ける前にはここに土々呂保育所があったから、保育所に通った人にはおなじみの寺。
極楽寺
極楽寺 posted by (C)オトジマ

曹洞宗である。
極楽寺
極楽寺 posted by (C)オトジマ

よく見たら本堂は木造である。昭和17年落慶とある。平成5年に土々呂駅近辺を襲った竜巻では本堂も被害を受けたという。
極楽寺
極楽寺 posted by (C)オトジマ

山門にベンチと遊具が。年寄りが集うのかもしれない。
極楽寺
極楽寺 posted by (C)オトジマ

極楽寺
極楽寺 posted by (C)オトジマ
先代住職の柳田宏明氏は延岡市社会福祉協議会会長、県公安委員会委員長などを勤められた地域の名士であった。寺の歴史についてコチラに詳しい。

伊形の永覚寺も大昔から私の生活圏にあるのだが、全くなじみがない。今回はじめて行ったような気がする。伊形小学校から遠くない昔からの集落内にある。
伊形
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浄土真宗大谷派。山門も本堂もコンクリート。
伊形
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伊形
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上伊形には宝蔵寺がある。曹洞宗。私が子供の頃は上伊形というと山奥の地の果て、というイメージがあったが車社会の今はごく里に近い。薮の中の参道を登る。
伊形
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立派な山門がある。
伊形
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本堂はコンクリート造り
伊形
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水子供養の水子地蔵がいくつか。昔来た時にはたくさんのプラスティック製水子が並んでいて不気味だった記憶がある。
伊形
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地元の寺 永願寺

  • 2013/02/06(水) 00:42:15

九州八十八ヶ所霊場33番は門川にある吉祥山永願寺である。
昔は奥地の中村にあったものが、現在では海岸近くに移転している。日豊線や国道10号のすぐ側である。石段から海が見える。
実際の参詣者は裏道から上まで車で登る場合が多いだろう。
永願寺
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山門の手前にいつしか観音堂ができていた。真新しい。
永願寺
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中には金属製の観音像が。ハスの花と花瓶を持っている。
永願寺
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山門
永願寺
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山門越しに門川湾を見る
永願寺
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本堂。ここもコンクリート造り。
永願寺
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今日はたくさん信徒が集い、なにやら行われている。
永願寺
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おもちゃをもらっている大師。
永願寺
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境内の河津桜に花がチラホラ。
永願寺
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永願寺
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永願寺
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