拾い物生活

  • 2013/07/30(火) 00:41:20

ゴミ捨て場にキリのタンスが捨てられていたので拾ってきた。
持って帰ってオイルステインで磨くとキレイになった。
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P7291434 posted by (C)オトジマ

もとは白かったキリの木肌も年月を経てアメ色に焼けると木目はケヤキとそっくりに見える。おや?ケヤキかな、と思って内側を見るとツヤのないキリの木肌。これもさらに時代を経ればもっと黒くなるはず。しかしケヤキと比べるととても軽い。
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P7291435 posted by (C)オトジマ

天板には線香の焼け焦げがたくさん。持ち主はこの上に仏壇を置いていたようだ。よく火事にならなかったものだ。おばあさんが娘の頃、嫁入り道具に買ってもらったのかな?昭和30年製とすると約60年物。
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P7291436 posted by (C)オトジマ

このタンスには木工所の銘があった。門川町秦製作所とある。裏板がベニヤだから戦後の物だろう。門川には以前には大きな製材所や木工所がたくさんあったが今では絶滅したようだ。その名残で、以前のポストで紹介したように山にはまだキリの木が生えている。これは春のキリの花。
狗山 キリ
狗山 キリ posted by (C)オトジマ

実は去年もキリのタンスを拾っている、本当は上下2段セットだったものの上の段だけである。
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P7298472 posted by (C)オトジマ

伝統的な環のデザインなのでコチラの方が古そうだ。キレイな木目である。今思えば上下セットで持って帰るんだった。
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P7298475 posted by (C)オトジマ

この天板は松のようである。ムク材は少々汚くなっても味わいが増すので古いほどいい。昔は普段使いのありふれたタンスだったろうが、今こんなタンスを買おうとするとかなり高いのではないか?合板やバーティクルボードの小ぎれいな家具がニトリで安く売ってるからだれもこんなもの買おうとは思わないだろう。
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P7298473 posted by (C)オトジマ

せっかく古色がついて味が出てきているのに捨てるとはもったいない。実は町のゴミ処理場にはこんな家具がゴロゴロ捨てられている。じゃんじゃん拾ってきたいところであるが、うかつに持って帰ると狭い家だから置ききれないのである。


私は昔から粗大ゴミを拾うのが大好きで、3人の子ども達が成長する時には二段ベッドから学習机、自転車など何でも拾い物で済ませた。どうせ短期間しか使わないのだから新品の上等を買う必要はない。幸い家族に文句を言うような見栄っ張りはおらず、喜々としてそれを愛用してきた。

子供が小さい頃、拾ってきた自転車にペンキを塗って花柄にした。
aya bike
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長年愛用する居間の食卓用兼応接用の大テーブル。ソファ用の低いテーブルに足を足して20cmほど高くした。ゴム材だから上等ではない。拾い物だからいくらクギを打ってももったいなくない。側面にはパソコン用にスピーカーを取り付けている。
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P7298477 posted by (C)オトジマ

庭のテーブルセット。別々に拾ってきて塗装した。イスは座面をはずし板張りにした。背景のラティスも拾い物。捨てられていた時からすでに10年以上経つ。ボロボロになっているが味が出てきた。実は後ろの家自体も私の手製。ドアから窓枠から拾い物である。
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P7298478 posted by (C)オトジマ

これもすべて拾い物たち。
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P7168322 posted by (C)オトジマ

玄関も拾いものばかり。ダークグリーンの壁はもとは押し入れ用のスノコ。イスは大変頑丈な分厚い板材でできているが木の狂いが大きくなって座れず捨てられていた。我家でも座るのはあきらめて花台になっている。
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P7291433 posted by (C)オトジマ

「拾い物」「もらい物」生活は新品を買えない貧乏人ならではの楽しみである。

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水の事故

  • 2013/07/29(月) 12:54:36

先週、毎日孫と水遊びに行っていた五十鈴川小松地区のすぐ下流で水の事故があった。27日、泳ぎに来ていた日向市の高校3年生が溺れて死亡した。26日金曜は約一月ぶりの雨だったが、山間部では豪雨だったようで川は増水し、濁っていたという。27日に見た五ヶ瀬川は濁流が渦巻いていたから、九州山地中央部の雨のすごさがうかがわれた。すなわち、そんな日に川で泳ぐ、というのは無謀だったということだろう。

普段から川を見ていれば泳げる状態かどうか高校生でも判断できるはずなのだが・・・。また、この高校生は泳ぎが不得意だったという話もある。友人達にはやされて冷静な判断ができなかった可能性もある。かえすがえすも残念である。五十鈴川での水難事故は久しぶり。すいぶん前に大分県から遊びに来た医師が水死して以来だから多分15年ぶりくらいではないか。これで高校も含めて川での遊泳禁止の通達が強化されるのではないだろうか。

雨から3日目の今日、事故の現場に行ってみると流れは旧に復し、おだやかな五十鈴川であった。通称「丸口」と呼ばれるこの淵は昔から地元の子ども達の間では飛び込みの名所だった。
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P7291419 posted by (C)オトジマ

前回ポストの川原はすぐそこ。
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P7291420 posted by (C)オトジマ

まずは橋げたの下から飛び込む
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P7291423 posted by (C)オトジマ

慣れたら橋の欄干から飛び込む。水面まで10mはありそうだ。けっこう怖い。肝試しには最適な高さ。下は深いので危険はないはずだ、泳げれば・・・
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P7291428 posted by (C)オトジマ

事故の高校生は飛び込んで事故になったのではなく、泳いで川を横切っていて溺れたらしい。事故の詳細はコチラ

ここらは川以外にも危険が子供を待ち構えている。
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P7291418 posted by (C)オトジマ

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孫の夏休み 2

  • 2013/07/26(金) 00:20:30

孫のお守も1日2日ならいいが、長引くと体力勝負になる。
しかし、孫と川で遊べるのは人生最良の日々と言える。

門川町小松の五十鈴川で。一月も雨がないので水量が減り、生ぬるい。そのうち岸辺の石はアオミドロで緑色になりそうだ。
ほとんど流れがないので幼児には安全。
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P7238388 posted by (C)オトジマ

1年生であるが、川で泳ぐのは初めてだから、やたら怖がる。
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P7238407 posted by (C)オトジマ

日向市の伊勢ヶ浜にも行ってみた。幼い子供でもいないと砂浜で泳ぐなんてことは絶対ない。ここも20年ほど前に子供を連れてきて以来だ。
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P7248447 posted by (C)オトジマ

砂浜にはテントが建ってライフセーバーが何人も番をしている。平日なのであまり人出は多くない。幼い子連れが多い。
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P7248433 posted by (C)オトジマ

これまた初めて海で遊ぶので波が怖い。しかし、やみつきになって、「明日も来よう!」となる。
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P7248442 posted by (C)オトジマ

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夏景色 孫の夏休み

  • 2013/07/23(火) 00:28:07

孫たちの小学校・幼稚園が夏休みで、都会の家の中に閉じこもっているのもかわいそうだから、1週間預かることにした。田舎のじいちゃんちで過ごす夏休みはいい思い出になるだろう。

門川町、向ヶ浜で。遠景は乙島。右端の水平線にはビロウ島。
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P7228364 posted by (C)オトジマ

おだやかな内海で、海水浴には最適だ。すさまじい炎暑なので浜遊びの人はいないが、泳ぐ人も全くいない。児童生徒は遊泳が固く禁じられている。悲しい時代だ・・・・
孫達は幼いし、全く泳げないのでここでの水泳は見送り。
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P7228370 posted by (C)オトジマ

というところで、庭でプール。
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P7228350 posted by (C)オトジマ

そのあとハンモック。以前にも書いたが、ハンモックは意外と難しい。うかつに買うと張る場所に困る。大人が寝るとするとかなり頑丈な支柱や大木が必要となり、間隔も5mはいる。なおかつ日光を遮る木陰やヒサシがないととてもじゃないが寝られたものではない。虫対策もしないと安眠できない。そんな条件意外とクリアできないよ。実を言うとタタミの上の方がよっぽど快適な昼寝が約束される。ここも間隔がやや狭すぎるので、大人は水平には寝れない。
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P7228385 posted by (C)オトジマ

ここで冷たいジュースを飲めばちょっとした避暑地の気分。
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P7168321 posted by (C)オトジマ

ゴーヤのジュース。孫も満足する田舎の夏。
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P7228378 posted by (C)オトジマ

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P7238423 posted by (C)オトジマ

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風立ちぬ

  • 2013/07/21(日) 00:27:43

本日はジブリ作品「風立ちぬ」初日。朝一で劇場に行った。延岡の映画館には珍しくチケット売り場に行列!短いけれど・・・。 20年前はジブリの夏休み作品というと、延岡でも超満員だったものだが、近年は若い人たちにそもそも劇場に行く習慣がなくなりつつある。
ともかく「風立ちぬ」は子供が楽しめる映画でない。結論的に言うと鑑賞力のない人にも退屈するかも。2時間20分の長丁場は子供にはかわいそうだ。宮崎氏は「よくわからない映画を見る体験も子供にはあっていい」と言っているが。

門川に飛来した9試単戦。背景は遠見半島。
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P7201413ee posted by (C)オトジマ

私の世代以上の人には堀越二郎の名前は周知であるが、ミリタリーに興味のない人や若い世代は知らないかもしれない。堀越は戦前・戦中の航空機設計者である。ゼロ戦や雷電の設計で有名である。戦後はYS-11の設計にも参加している。映画は実在の人物を扱うが、評伝ではなくほとんどフィクションと考えていい。しかし実名を使う以上は遺族の許可を得ているものと思われる。まだ存命の堀越の御子息とその夫人の名がスタッフクレジットのなかにあり、試写会ではユーミンの横に座って泣いておられたとか。

映画は堀越二郎の少年時代から始まる。時代は明治から大正にかけて。二郎少年は良家の坊ちゃんでハカマにゲタ。子供の頃からメガネの秀才である。生地は群馬県藤岡市。100年前の北関東の田園風景が美しく描かれる。川には帆走の川舟。駅前風景とか汽車とかもいかにもそれらしくて、美しかったであろう昔の日本が再現されている。



少年時代の二郎とカプロニ。カプロニは二郎の夢に出てくるイタリアの飛行機設計者


堀越二郎は長じて東京帝大に進む。上京する汽車の上で関東大震災にあう。そこから声が庵野秀明になる。試写会レビュワーたちの総スカンを喰っているド素人の声、さらには50過ぎのオッサンが青年の声を演じるのにも批判がある。まぁ、それを事前に知っているからそういえばパッとしない声だな、とは思うが私は特にヒドイとは思わなかった。



関東大震災では避難する大群衆が描かれる。これが一番の大仕事だっただろう。宮崎氏はこの場面を描かさせるために40人の新人アニメーターを大量採用し、この作品でジブリが潰れてもかまわない、と語ったことがある。この場面の絵コンテができたあとで3・11大震災が起きたが、修正はせずそのまま製作したという。ちょうど「コクリコ坂」製作たけなわの頃。

二郎は震災の時乗り合わせた汽車で菜穂子に出会う。当然高崎線である。菜穂子はお嬢様だから軽井沢からの帰りだろう。二郎は3等車、菜穂子は2等車というグレイドの違いがある。「風立ちぬ」は元来堀辰雄の小説であり、このアニメもそこからシチュエーションを借りている。しかし菜穂子は別の小説「菜穂子」から借用した名前である。

その後、二郎は東京帝大を出ると名古屋の三菱に入社し、設計者への道を歩む。当初は三菱内燃機、後に三菱飛行機。現在の三菱重工で、工場は臨海部の埋立地にある現在の大江工場。秀才の二郎は水を得た魚のように設計に励む。技術導入元ユンカース視察のためにドイツに行く場面がある。

ユンカース特有の波板外板の巨人機G-38に乗る場面がある。
下は実写のG-38


二郎が設計した七試艦戦。試験飛行中に墜落する。


試作機失敗の失意の中で保養に行った軽井沢で偶然菜穂子に再会し、美しい避暑地で二人は恋に落ちて、婚約する。昔は軽井沢と群馬県側の草津温泉を結ぶ草軽電気鉄道という鉄道会社があったが、二郎や菜穂子の宿が草軽ホテルで、関連企業なのだろうか。

しかし菜穂子は肺を病んでいた。その後、菜穂子の病は進行し、八ヶ岳山麓のサナトリウム、富士見高原病院に入院する。この病院は現在も実在する。粉雪舞う中で屋外で日光浴する患者達の姿が印象的。抗生物質のなかった頃の結核治療は転地療養なんていう効果不明の治療法しかなかった。堀辰雄の「風立ちぬ」のヒロインはここに入院する。実際は堀自身も結核でここに入院していた。


宮崎氏による戦前の結核療養施設の解説(モデルグラフィックスより)---クリックで拡大---


しかし先の長くないことを悟る彼女は病院を脱出し、名古屋の二郎のもとに走る。二人は急ごしらえの簡素な祝言を挙げて結ばれる。二人のつかの間の切ない新婚生活と二郎の傑作機九試単座戦闘機の完成・・・・。



原作となったモデルグラフィックス連載のマンガ「風立ちぬ」は宮崎氏の飛行機のウンチクと戦前の日本の工業技術水準について縷々描かれていてとても読み応えがあり面白い。その中で菜穂子との交渉はオマケ程度であった。しかし映画版では大方の人は昔のテクノロジーの詳細に関心はないだろうから、そこらの詳細は省かれ、二郎の関わる試作機中心におおまかな開発過程が描写される。それだけでもヒコーキ好きには十分に楽しめる。たとえば複葉機時代の艦載機の離着艦なんてなかなか動画でみれるものではない。

下:これは「風立ちぬ」からではなく、戦前の人気挿絵画家、樺島勝一のイラスト。


ストーリーをつなぐのは二郎と菜穂子の関係である。つまり原作のウンチクマンガよりはずっと堀辰雄の「風たちぬ」側に寄ってしまっている。ドラマ構成上は大いに効を奏している。結核の人には死が約束され、軍国日本にも未来はなかったのでこの物語はハッピーエンドになりようがない。

時折、目を奪うような美しい緑の自然の描写もあるが、時代が時代だけに庶民の生活は貧しく、住宅や職場の場面は薄暗くくすんだ色調が支配的である。主人公が艱難辛苦に苦しむこともなく、ライバルとの葛藤もなく、派手な戦闘シーンもないのでストーリーには特に大きな起伏もない。我々は結核患者の行く末を知っているので、どうにも愉快になる場面はない。物語は太平洋戦争まで行かない。しかし、特に劇的でもないエンディングのあとには思いがけない深い感動が来る。放心状態の中で、エンディングロールの流れる中、ユーミンの「飛行機雲」を聞きながら涙を流さない人はアンポンタンだけである。私はジブリ作品でこんな種類の感動を味わったことはない。ただでさえ涙腺の弱い妻は1時間ほどボーダの涙。

映画パンフレットより。


知人は予備知識なく映画を見て、堀越二郎の実話だと思い込んだという。もちろん違う。堀越の設計者としての人生については彼の年譜に即している。結核の女性との恋については堀越ではなく堀辰雄の人生に準じているはずだ。つまり二人の実話をつき混ぜてわけで、ドラマ構成の必然性から話が展開しているわけでもない。だから、面白くない話だ、と文句を言うのは的外れかもしれない。そういう点でも従来のジブリ作品とは全く別の系列に属する作品である。


ストーリーもさりながら、ジブリならではの濃密な背景を見れるだけでも眼福。緑したたる田園風景や軽井沢の自然も美しいが、都市部の立ち並ぶ商店や土蔵など時代考証を感じさせる風景も面白い。宮崎氏らしく各所に松の大木が配される。海や川など水辺には必ず帆掛け舟がある。80年前の風景を現出させる。実写のセット撮影よりもはるかにリアリティがあるような気がする。汽車やバスの描写も素晴らしい。堀越と同様に北関東で育った宮崎氏の幼い頃の原風景だろう。貧しかったが古き良き風景のあった頃--良き時代ではなかったが・・・。
詳しくは徳間書店から出ている「ジ・アート・オブ。ジブリ・風立ちぬ」に背景画が多数収録されている。

二郎の郷里の街角。


地味な展開、地味な色調が続くなかで、時々夢の中で現れて、派手な色とファンタスティックな場面を時々与えてくれるのが、二郎が心の師と仰ぐ、イタリアの航空機設計者カプロニである。そこでは存分に奇妙な形の飛行機が空を飛び、宮崎氏の面目躍如である。カプロニは実在し、湖からの離水に失敗する巨大飛行艇も実在した。

---モデルグラフィックスより---


西欧先進国と比べると当時の日本には後進性も多々あった。最新の戦闘機の試作機を飛行場に運ぶのに馬車ならぬ牛車が使われる。名古屋臨海部の大江工場から岐阜の各務ヶ原飛行場まで60kmに二日かかったとか。


この映画のシンボルとして使われる二郎設計の傑作機、九試単戦。下の絵では機首が見えないので素晴らしくスマートで美しい。この翼が逆ガル翼。ガルとはカモメ。逆ではない場合にはこの機体を逆さまにするとカモメの形になる。映画の中には中国機のソ連製ポリカルポフがチラと登場するが、これがそう。それはロシア語のカモメでチャイカと呼ばれたとか。そういえばソ連の女性宇宙飛行士テレシコワのコールサインがチャイカだったなぁ。「私はカモメ」を覚えているのは年寄り。


マンガ「風立ちぬ」に登場するガル翼機。宮崎氏の作った架空の戦闘機である。ガル翼にする利点はないはずだが・・・

逆ガル翼にする利点は、翼からおろす脚の長さを短くできるからである。大戦時の米軍艦載機コルセアとか、ドイツの急降下爆撃機スツーカ(ユンカース Ju-87)などが代表的。大戦時の名機といわれる戦闘機を見ると通常の平坦な翼の戦闘機が多いから、逆ガルは必然でもないようだ。二郎はこの新奇なデザインをやってみたかっただけだろう。

堀越二郎をはじめ、日本の技術者たちは短期間に日本の航空技術を飛躍的に高め、太平洋戦争当初は米軍機に引けを取らぬ活躍を見せるくらいにした。しかし、日本の工業は基礎的なところでまだまだ欧米水準に遅れていた。飛行機では肝心のエンジン技術が、信頼性ある水冷エンジンを作れるところまで行かず、二郎の設計した飛行機たちもその制約に縛られる。九試単戦もその美しさに画龍点睛を欠くのは不恰好な空冷エンジンと固定脚であった。


私の人生は山田洋次と宮崎駿の次回作を待つ年月であった。昔は夏にジブリ作品を見る度につまらない日常が一瞬輝いた。しかし、実のところ駿氏の近作「ポニョ」「ハウル」「もののけ姫」にはいささか不満だった。しかし、「風立ちぬ」は従来の作品とは全く異なった味わいであるが大変気に入った。最近の宮崎氏はこれが最後の作品だ、とは断言していないので、こんなテイストの作品をまた見たい。駿氏の好きな漱石作品でも文芸物でもいいから是非作って欲しいものである。

ただし、「風立ちぬ」は万人に面白く感じられるという保障はしない。私は遠からず二度目を見に行こうと考えている。

※2年前に書いて、いまだにアクセスの多い「風立ちぬ」関連ポストコチラと、コチラ

※今年の初めに書いた関連ポストコチラ

※堀辰雄{風立ちぬ」はネット上で読める。年配者には文庫本の小さい文字よりもラクかも。コチラ

※DTI閉鎖にともない、ブログ移転してます。以下にどうぞ。FC2の「一歩 日豊 散歩」





border= /コチラ

地味な展開、地味な色調が続くなかで、時々夢の中で現れて、派手な色とファンタスティックな場面を時々与えてくれるのが、二郎が心の師と仰ぐ、イタリアの航空機設計者カプロニである。そこでは存分に奇妙な形の飛行機が空を飛び、宮崎氏の面目躍如である。カプロニは実在し、湖からの離水に失敗する巨大飛行艇も実在した。

---モデルグラフィックスより---

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耳川流域の大パノラマ

  • 2013/07/20(土) 00:52:14

前回に引き続き、他人のブログからの引用で。

私の愛読するブログ、「じなしの山歩記」でじなしさんが椎葉・西米良の境の石堂山に登っている。登山をしない私には遠い世界であるが、山頂から見た耳川流域の見事な写真があり、じなしさんの許可を得て転載する。

石堂山山頂から日向灘方面を望む。洋上のビロウ島まで55.7km、米の山まで48.6km、山陰の冠山まで35.6km。(クリックで拡大)


耳川流域や日向市街が一望できる。日向から奥椎葉までえらく遠い、と思っていたがこうやってみると狭い範囲なんだなぁ。


地図上で石堂山から門川町沖のビロウ島まで線を引いてみた。


他のピークが何山やら地図を見ても私には同定できないので自分で地図を見て考えて下さい。

詳しい登山記はコチラで。

じなしさんは大分県豊後高田の在で国東半島峯道ロングトレイル設置や修験者の峯道ガイドなどで活躍しておられる。九州百名山制覇目前とか。

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バイリンガル

  • 2013/07/19(金) 01:22:27

姪がグアムで暮らしていて、彼女の身辺雑記をブログにしている。ヒマな主婦だけに話題はホントに身近な情報に終始し、あまり時事を語ることはないのであるが、とても面白く、時として目からウロコが落ちるような海外事情の新発見もある。

先日、我家の隣人が親子でグアム旅行をした折に、同郷つながり、隣人つながりで彼女に案内をしてもらったとかで、彼女のブログに我家のことも書かれている、しかし、我家は田舎とはいえ山の中ではありませんから!我家から海が見えます!

姪家族は今、夏休みをとってアメリカ本土のサンジエゴに行っている。そこでのハイウェイでのドライブのエピソードを書いているが、それが大変面白いのでここにご紹介することにしたのである。

なれない人や年配の方には、この文体がやや読みづらいかもしれないが、読んでいただきたい。最初の部分と、後半のサンジエゴの下りだけ読んで、途中のレストランの部分は飛ばして結構です。---コチラ----



笑えましたか!?? 私には大ウケでした。子供は6歳くらいなんだけど、グアムに3年いるのでもう英語が母語になりつつあり、日本語は家族と話すだけ。自分が何語で話しているのか自覚がないというのがバイリンガルなんだなぁ、と認識した次第。3年もいるのにママはなかなか英語が覚えられずにいるが、子供はあっという間にバイリンガルになる。ただ、子供の日本語が日向なまり・・・

まぁ、それだけの話。もしよろしかったら今後とも寅ママのブログご愛読を。

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夏景色 小川

  • 2013/07/16(火) 00:07:24

県北には清流が多いが、ダムのある川は透明度が今ひとつ。門川の五十鈴川にはダムはないが上流に宇納間があるせいかさしたることはない。なんと言っても小川が一番キレイ。小川は北川の支流で大分県境から熊田まで日豊線沿いに流れている。昔から夏になるとこの川で泳がないと夏を楽しんだ気にならない。

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P7158263 posted by (C)オトジマ

本日は祭日で北川の川原には各所に車が下りて、テントが張られている。車で入りやすいところは賑わっていた。
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P7158314 posted by (C)オトジマ

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P7158318 posted by (C)オトジマ

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P7158317 posted by (C)オトジマ

私がいつも行く淵はここ。車が乗り入れられないので人けがない。河畔林の中を抜けると、向こうに川が見える。道はイノシシが掘り返した跡ばかり。相当ワルサをしているようだ、近隣の農家の苦労がしのばれる。
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P7158267 posted by (C)オトジマ

とにかくこの美しい水を見てください。透明度は10m以上はあるので、深い淵で潜ると浮遊感覚がたまらない。
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P7158275 posted by (C)オトジマ

向こうは鏡山
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P7158276 posted by (C)オトジマ

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P7158294 posted by (C)オトジマ

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P7158271 posted by (C)オトジマ

深いところで6mくらいある。
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P7158273 posted by (C)オトジマ

静水に見えるが、けっこう流れは速いので、小さな子供にはお薦めできない場所。
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P7158289 posted by (C)オトジマ

水中カメラがないのが残念。水中の透明度を見せてあげたい。
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P7158281 posted by (C)オトジマ

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P7158306 posted by (C)オトジマ

17年前くらいか。この場所で娘達。
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May28~20 posted by (C)オトジマ

13年前、この場所で。
Jun02~40
Jun02~40 posted by (C)オトジマ

高速ができて延岡市内を通過しなくてよくなったので、門川から市棚まで30分で行ける様になり便利になった。

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夏景色 小松

  • 2013/07/14(日) 23:33:00

連日の暑さなので、風呂がわりに近場の川に行く。
五十鈴川の小松地区。平日ならほぼ貸切である。

国道から川原に入る農道。向こうの山の下を川が流れる。
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P7121386 posted by (C)オトジマ

田の上を風が渡る。稲は穂をつけ早場米の収穫も遠くない。
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P7121387 posted by (C)オトジマ

堤防の上から川原を見る。20年前にはこの堤防あたりは鬱蒼たる河畔林でいい雰囲気だったものが、堤防整備で全部伐採されてしまった。残念。川原まで車で下りられる。
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P7121394 posted by (C)オトジマ

向こう岸のあたりには深い淵もある。20年前くらいには毎日子どもを連れて泳ぎに来ていたところ。川幅30mくらいか。
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P7121393 posted by (C)オトジマ

少し上流に沈下橋がある。梅雨明けから10日ほどたち、水量も減ってきた。
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P7101377 posted by (C)オトジマ

ここらは川幅が広いが浅い。泳ぐというより這う感じ。
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P7101380 posted by (C)オトジマ

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P7131399 posted by (C)オトジマ

20年ほど前までは小園の堰あたりは駐車場もあり、土日には大勢の水遊び客で大賑わいだったものであるが、近年は遊泳場そのものが廃止され地元の子供ですら泳がなくなった。

とんでもないことに、最近は学校が川や海での遊泳自体を固く禁じているという。そりゃー遊泳禁止にすりゃ水の事故はなくなるだろうけれど、この暑いのに子供はどこで遊べばいいんだぁ?? つまり家でゲームや携帯をいじってろ、ということか。ばかばかしい。川遊びや磯遊びを知らずに安全な子供時代を送ってもそれはカスみたいな人生だ。海や川で遊ぶのは大昔から子供の最大の楽しみであり、重要な権利である。自然の水に親しんでないから、溺れる事故を起こすのである。

さきほど「行列のできる法律相談所」を見ていたら、冒険家の三浦雄一郎氏親子が出ていた。三浦家では子供が小さいころからいつも学校を休ませて海外の登山などの冒険に連れ出していたとか。三浦氏は「自然は学校の教えてくれない大切なものを教えてくれる」という信条を持っている。学校を休みがちだった子供たちはそれでも成績優秀で、子息は医師になっているという。ホラミロ!

連れて行った子ども達はいつ学校の教員が見回りに来るかビクビクしながら遊ぶ。彼らは本気で警察に捕まる、と心配しているのである。「泳ぐのは犯罪」と子供に思い込ませる教育は狂っている。
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P7131402 posted by (C)オトジマ

子供を毎日川に連れて行ってた頃。私の人生でも最も幸せだった頃かもしれない。15年くらい前。必ずよその子も連れて行ってた。
May31~50
May31~50 posted by (C)オトジマ

「写るんデス」の防水タイプで水中写真を撮った。
May31~52
May31~52 posted by (C)オトジマ

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夏景色 保井ヶ浜

  • 2013/07/14(日) 01:10:00

連日大変な暑さ。門川湾を見ると海霧が沖から湾奥に向けて進入してきていた。蒲江のけんちゃん日記を見ると、蒲江でも同じ現象が起きていたようだ。
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P7101372 posted by (C)オトジマ

霧の向こうにある岬が遠見半島の牧山地区。
あの向こうに太平洋がある。
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P7101374 posted by (C)オトジマ

下は牧山からビロウ島方面を見下ろしている。入り江に小さな磯場が見える。保井ヶ浜と呼ばれ、今では車で進入できるように整備されている。
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P7071370 posted by (C)オトジマ

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車で海岸に下りて見た。
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磯遊びのグループが来ている
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おじいちゃんに連れられて孫達が遊んでいる。いい光景だ。
小さいころからシュノーケリングをマスターしている。
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透明度は今ひとつ。思わず飛び込もうか、という海ではない。
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しばし海を見ているうちに、人々は去り、駐車場に戻ると、車がパンクしていた。なんということ。工具やテンパータイヤを積んでいなかったらこの人里はなれた携帯圏外の海辺に一人取り残されるところであった。

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